アフロヘアの仏様 その髪型の理由とは/兵庫・丹波市


写真・西楽寺にまつられている「アフロ仏」こと「五劫思惟阿弥陀如来像」=2018年9月7日午前9時20分、兵庫県丹波市柏原町柏原で

 「アフロヘアの仏様」として、ひそかな人気を呼んでいる珍しい仏像「五劫思惟(ごこうしゆい)阿弥陀如来像」が、兵庫県丹波市柏原町柏原のお寺にまつられている。

 このお寺は、浄土宗寺院の西楽寺。大木のケヤキの根が川をまたいで伸び、兵庫県の天然記念物に指定されている「木の根橋」のすぐ近くにある。

 同寺に4年前の春、永代供養塔を兼ねた集合墓ができ、その集合墓の上部に石像の「五劫思惟阿弥陀如来像」をまつった。

 この仏様、髪の毛を伸ばし放題にしているのは、何も“ものぐさ”だったからではなく、おしゃれの一環でもない。衆生、すなわち、この世の生きとし生けるものすべてを救うことに真剣に取り組んだためだそう。

 どうすれば衆生を救えるかを「五劫」という無限大と言ってよい長い時間、考え続けた結果、アフロのようになってしまったという。

 奇抜な髪型に目をとらわれ、おもしろがるよりも「ありがたく」思うことこそ本来のよう。ただ、このアフロ仏、ちまたでは育毛祈願の参拝者もあるとかで、髪の毛がさびしくなった人にとっては、まさに「ありがたい」仏様かも。