気温35度以上で運動会延期 「組体操ピラミッド」など種目変更対応も/兵庫・丹波市


 8月の猛暑を受け、兵庫県丹波市教育委員会は今月中旬に行われる市内小中学校の運動会、体育大会について熱中症が危惧される場合は練習を中止し、運動会や体育大会を延期するよう各校に指示した。同市教委が運動会、体育大会への中止や延期を指示するのは初めて。

 各学校で計測する気温が35度、または丹波地域で唯一、環境省が「暑さ指数」を観測している同市柏原町柏原の観測所の暑さ指数が31度以上の場合は、原則運動を禁止する方針を示した。

 また、気温が31―35度未満、または暑さ指数が28―31度未満の場合は、激しい運動を避け、予測された時点で種目内容を変更する。同市教委は具体例として、▽組体操の立体ピラミッドの中止▽綱引き対戦回数の減▽リレー距離の減▽開閉会式の時間短縮▽ダンスや応援合戦の衣服の軽装化―を示した。

 気温が28―31度未満、暑さ指数が25―28度未満の場合は、30分程度の活動ごとに日陰や風通しの良い場所で休憩をとり、適宜、水分や塩分を補給することとした。

 このほか、部活動や休み時間でも同様に対応するように示した。

 小中学校のこれまでの熱中症対策は、環境省の「熱中症環境保健マニュアル」に沿って各校で対策し、文科省からの通達があれば、その都度同市教委が各校に連絡していた。今期は9月に入っても暑さが続くことが見込まれるため、同市教委が同マニュアルに沿って、独自に具体的な指示をすることで熱中症予防を強化した。