「里山ようちえん ふえっこ」

2018.09.13
記者ノート

 「となりのトトロ」のエンディングテーマ「さんぽ」のメロディーを保育士の竹岡さんがリコーダーで伴奏し、お母さんと子どもたちがみんなで歌う。丹波市山南町谷川の笛路村で行われている親子保育「里山ようちえん ふえっこ」のいつもの始まりの光景だ。

 お昼は毎回、おにぎりごはん。寒くなると、散歩の途中で枯れ枝を集め、石をいくつか置いたかまどで小さな焚き火をする。アルミホイルに包んだおにぎりを入れると、温かいランチのできあがり~。

 子どもが7カ月の頃から1歳になるまで、私も、約半年間「ふえっこ」に通わせてもらった。まだ歩けなかったのでほとんど抱っこ紐だったが、毎週、楽しみに参加させてもらった。自然遊びを大層に考えず、身の丈に合わせてやってみる。視点を変えれば、仲間がいれば、子どもたちと一緒なら、おもしろいことがいくらでもできる。一番教わったのはそんなことだったかもしれない。

 5日間の「ふえっこ まいにち」も年4回実施しており、現在、10月の参加者を募集中。NPO法人「丹のたね」のフェイスブックで情報が見られます。(古西 純)

関連記事