もう一人の僕

2018.10.18
記者ノート

 東小学校の人権参観日で、吃音を持つ当事者として、吃音を持つ人への理解を深める活動をしている越賀美穂さん(兵庫県丹波市春日町)の講演と歌を聞いた。所どころつっかえなめらかではないものの、真剣で丁寧な語り口。のびやかで力強い歌声。説教くさくない説得力にうなった。

 どもりとも言われる吃音。保育園の頃から吃音があり、吃音があることが分からないように、大勢の前で話さないようにしていた。3年ほど前に、吃音を持つ多くの仲間と出会い、負けずに色んなことに挑戦する姿を見て自身も挑戦しようと考えた。言葉をメロディーにのせて歌うと、スムーズに発語ができる。若い頃は音楽活動に打ち込みバンドのボーカルも務めたほど音楽が好きで、歌を通して吃音の事を知らしめるようになった。

 越賀さんが作詞、丹波市在住のシンガーソングライター足立大地さんが作曲した「もう一人の僕」は越賀さんの経験や思いが耳なじみの良いメロディーにのせ歌われる。曲は公開されている。パソコンやスマホに2人の名前を入れて検索すると見つかる。ご一聴を。(足立智和)

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