住民投票「11月18日」 市長選も同日実施 市選管

2018.10.11
ニュース丹波篠山市市名変更問題

 篠山市選挙管理委員会(若狭幹雄委員長)が9日、同市役所で開かれ、市名を「丹波篠山市」にするかどうかの是非を問う住民投票と、市名問題を巡って酒井隆明市長が辞職の申し立てを行ったことによる市長選挙の投開票日を「11月18日」と決定した。告示日は11日で、12日から期日前投票などが行われる。また、市長選の立候補予定者説明会は今月26日午前10時から、同市役所で開催することも決めた。

 事務局によると、同時実施にした理由は、投票率の向上と経費面、市名変更問題について市民の関心が高い間に実施するという考えから。住民投票と市長選の同時実施の日程については、11月18日か25日が候補に挙がったが、25日は3連休の3日目。これまでの選挙の傾向では、3連休に絡む日曜日は投票率が低下する傾向にあること、市の住民投票は投票率が50%に達しないと成立しないことから、25日を避けて1週間前の18日に執行することに決めた。

 市名問題を巡っては、住民団体「市名の名付け親になろう会」が住民投票の実施を求めて今月5日、条例の規定を超える1万271筆分の署名を酒井市長に提出。同日、酒井市長は住民投票の実施を選管に通知した後、「市名変更の意思決定をした市長として市民に信を問う」との理由で市議会議長に今月16日付での退職申し立てを行った。

 同日実施にかかる費用は約3100万円。9月1日現在の市内の有権者数は3万5326人。

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