夫婦で連携「お手柄」 架空請求詐欺を阻止 コンビニ経営者に感謝状


写真・高橋署長(左)から感謝状を受け取った西垣さん(中央)と桂子さん=2019年5月31日午後1時35分、兵庫県丹波市柏原町柏原で

 架空請求詐欺を防いだとして、兵庫県丹波市の丹波署(高橋浩樹署長)は5月31日、セブンイレブン丹波市島町店(同市市島町上田)に署長感謝状を贈った。同店オーナーの西垣英雄さん(52)=京都府福知山市=と、妻で店長の桂子さん(52)=同=が連携し、被害を未然に防いだ。

 同署によると、5月16日午後4時35分ごろ、同店に丹波市内の60歳代男性が来店。5000円分の電子マネーを購入しようとし、レジをしていた桂子さんに「これで30万円分買ったことになるか」などと聞いたという。不審に思った桂子さんと西垣さんは、男性に事情を確認し、詐欺と判断。同署に通報した。

 同日午後3時ごろ、男性の携帯電話に「未払い料金がある」といった趣旨のショートメールが入り、記載されていた電話番号に連絡したところ、男の声で「インターネットの利用料金で支払いされていないものがある」と言われたという。コンビニで30万円分の電子マネーを買うよう指示され来店した。

 夫妻は「男性は慌てていて顔色も悪かった。買い方を質問されたことも変に思った」と言い、「(お客の財産を守ることができて)良かった」と安堵。同署は「勇気をもって声をかけ、思いとどまらせてくれて感謝している」と話していた。

 同署管内では、架空請求詐欺の被害は昨年1件発生。今年は被害の発生はないものの、相談件数は増えているという。