4カ月の子にも「感情的に」 市が調査「怒鳴る」「たたく」「口ふさぐ」も


 児童虐待が社会問題となる中、兵庫県丹波篠山市が昨年度、4カ月、1歳7カ月、3歳児の各健診を受診した保護者を対象にしたアンケートによると、4カ月児の保護者で「しつけのし過ぎがあった」「感情的になって叩いた」「感情的に怒鳴った」など7つの設問に一つでも回答した保護者が7・5%あり、1歳7カ月では20・9%、3歳では36%あることが分かった。

 アンケートは、国の「健やか親子21(第2次)計画」に基づくもので、「幼児期からの児童虐待の防止」という目的に沿った設問。

 4カ月健診(対象251人)は240人が受診し、保護者226人が回答(回答率94%)。1歳7カ月健診(同283人)は282人が受診し、254人が回答(同90%)。3歳児健診(同305人)は297人が受診し、267人が回答(同90%)。

 「しつけのし過ぎがあった」「感情的に叩いた」「乳幼児だけを家に残して外出した」「感情的な言葉で怒鳴った」「子どもの口をふさいだ」などの設問から複数回答させた。

 いずれの年代でも「長時間食事を与えなかった」「子どもを激しく揺さぶった」と回答した保護者はなかったが、「感情的な言葉で怒鳴った」が一番多く、「感情的に叩いた」などが続く。

 一方で、「お母さんは、ゆったりとした気分でお子さんと過ごせる時間があるか」の問いに対し、「はい」と答えたのは、4カ月で88・3%、1歳7カ月で73・2%、3歳児で69・4%だった。

  親による子どもへの体罰を禁止し、児童相談所の体制強化を柱とする国の改正児童虐待防止法などが、一部を除き来年4月から施行されることもあり、市健康課は、「かわいい盛りの4カ月児にも感情的になる保護者は、数は少ないが『0』ではない。早いうちから、よい親子関係が築けるような支援ができれば」と言い、「しつけをきちんとしたいという思いと、ついイライラと感情的になり、自分を責める母親もいる。夫婦間や家族の問題ともからみ、周りに相談できずにいる人もいる。健診などを通じて、目を配っていきたい」としている。