「きりんの子」を探して


 8月1日号で特集した児童詩誌「きりん」。「童謡」を生んだ、鈴木三重吉の童謡雑誌「赤い鳥」をさらに前進させたものと評される「きりん」に、丹波の子の詩を見つけたのは昨年6月。「あの『きりん』に!」と驚いた。「他の子も載っているかもしれない」と考え、「きりん」全220号がそろっている「小宮山量平の編集室」(長野県上田市)を訪ねた。

 小宮山は「きりん」の出版を途中から引き継いだ理論社の元社長。「編集室」の蔵書は、「きりん」がきっかけで世に出た灰谷健次郎が寄せた。

 全てに目を通し、何年何月号に、どの学校の誰の作品が載っているかリストを作った。詩と作文で140編以上あった。これを元に、「きりん」に掲載されたかつての児童詩人「きりんの子」をたずねている。

 とはいえ70年近く前のこと。転居や結婚で追跡がしきれず、難渋している。特に、春日部、竹田、新井の情報がほしい(いずれも昭和28年前後)。これらの学校に限らず、「きりん」に心あたりのある昭和20―30年代の児童、元教師の方、情報提供を宜しくお願いします。(足立智和)