ガラスの表情 多彩に 口阪本の工房で 児玉さんが個展


旧家を改装した自身のギャラリーで個展を開く児玉さんと作品=丹波篠山市口阪本で

 兵庫県丹波篠山市口阪本の旧家を改装し、ギャラリーを兼ねた工房「so arrow」(079・506・6024)を運営しているガラス作家、児玉みのりさん(51)が、自身の工房では初めてとなる個展を開いている。繊細さや力強さ、光を通した時の影も含め、ガラスが持つ様々な表情を改めて感じさせる食器、花器、オブジェなど約200点が並んでいる。9月23日まで。

 吹きガラスの一輪挿しの「口」の部分を欠けたように見せて、はかなさや繊細さを表現した作品や、吹きガラスの表面に金属などを塗って再び窯で焼き、陶器のような味わいを出した食器類もある。また、石膏型にガラスの塊を詰めて焼く技法から生まれたブロック状のオブジェは力強さと、内にこもる光を感じさせる。このほかにも様々な技法を組み合わせた作品もあり、ガラス工芸の奥深さを伝えている。

 児玉さんは、「作品作りを通じて、ガラスの違う表情に出合い、はっとすることがある。そんな気付きから発想が広がった作品。一口に言えば『ガラス作品』だが、いろんな表情を見てほしい」と話す。

 同工房は昨年11月にオープン。旧家のたたずまいを残しながら正面はガラス張りにし、ギャラリー内には自然光が降り注ぐ。「篠山といえば秋。外から来られるお客さんには、一番、篠山を感じてもらえるのではないか。オープン以来、新しく出会った人たちにも自分の作品を見てほしい」と話している。

 午前11時―午後5時。火・水、木曜休館。