循環型社会に脱皮を

2016年03月13日

 「スイセンの花がはや咲いた」とか、「ツバメが来た」という言葉が聞かれるようになった。先日来の急激な暖かさの影響かと思いきや、寒さがぶり返し、あわてふためく。
 先月、丹波市で開かれたリサイクルせっけん協会の関西地域セミナー。「琵琶湖の赤潮の原因になった合成洗剤を河川に流さない」という運動がリサイクル石けんづくりにつながり、全国各地や海外にも普及している。丹波市の旧春日町でスタートした運動も、「川に廃食油を流さない」を合言葉に、廃食油を使った石けんづくりを25年続ける。
 石けんづくりをしている市のクリーンセンター内の工房にある日、幼児を連れた母親が訪れ、石けんのお礼を言って帰ったという。石けんづくりをしている循環型まちづくりをすすめる会の西山友子会長がセミナーのあいさつで、「このことが忘れられない」と紹介した。市内の新生児に体や環境に優しい石けんをプレゼントしており、そのお礼だったようだ。石けんづくりは、地道な作業だが、こうしたことが励みにもなっている。技術講習会を受講したメンバーは、「良い石けんを作らねばという気持ちになった」と話していた。
 環境といえば、ポイ捨てがやまない。美化作業で大量のごみを集めた人たちは、「満足感と、なぜこんなにもごみが捨てられるのだろうかという不信感もわき、複雑な気持ち」と話していた。自然が芽吹く季節。大量消費、大量投棄から、使えるものは再利用するという、資源循環型社会に、1人ひとりの心がけで脱皮したいものである。「優しさを届ける願い春を呼ぶ」。(臼井 学)

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