政治と力

2017年10月22日

 いささか気が早いが、現時点で「今年1年の言葉」を考えてみる。いくつもあろうが、「忖度」と「排除」も最右翼にあがるだろう。

 忖度とは、他人の心の中を推し量ること。人を思いやることに通じるのだから、忖度それ自体は悪いことではない。しかし、場面に応じて忖度はその姿を変える。力関係において下位にある者が上位の者の心を推し量るとき、忖度はへつらいとなり、おもねりとなる。決して見てくれのいいものではなく、あさましさを覚える。

 一方の排除は、力関係で上位にある者が下位の者を取り除くことである。下位の者が上位の者に対して「あなたを排除する」と声高に叫んだところで、遠吠えに過ぎず、片腹痛い。

 忖度も排除も政界で交わされ、人々の耳目を集めた言葉だった。政界に限らず、ほかの世界でも見られることだろうが、とりわけ政界は力関係がものをいう場のようだ。力ある者が他を圧倒し、力ある者にすり寄る。力を持った者が正義の代弁者と言わんばかりだ。しかし、力への信奉は望ましいことだろうか。

 「政治家たちは謙虚にひざまずく時間をもっともっと増やさないといけません。そうしたら、きっと彼らは良い政治家になると、私は信じています」。マザーテレサの言葉を思いながら、衆院選の投開票日を迎えた。 (Y)

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