雨にも負けず、風にも負けず

2017年11月02日

 ぽろん、ぽろんと涙がこぼれる。思わず「なんやねん、どないやねん」と言葉が滑り落ちる。実はテレビを観ていても直ぐにお姉ちゃんから「あ、また泣いとってや」と、いちいち突っ込みを入れられるほど簡単に泣く。

 が、今回の涙は畑で流れた。そう、ここ連日やって来た台風のせい。年明けの大雪でハウス1棟が潰れ、未だ修復ならず。そして今回の台風21号でもう1棟のハウスのビニールが破れた。骨組みがまだ無事だっただけ救いで、もしこれが骨組みから潰れていたら百万単位の支出、恐ろしッ!自然相手で致し方なし、直してまた頑張れば良いと意外と前向きに切り替えていた。

 涙の理由は…これから収穫本番を迎えたインゲン、モロッコ豆が、強風で葉はチリジリ、根元ガクガクに。支柱は全てショエ~と斜めに。数日前には綺麗に咲き始めた小さく柔らかな花やインゲンの赤ちゃんに「美味しくなってよ、みんな(お客様)待ってはるよ」なんて声をかけていた。が、台風一過で無残な姿。あまりにも可哀想な姿と、楽しみに待って下さっている方に申し訳なく、涙がぽろり。雨風に洗われて出た根っこに土を被せ「頑張って復活してよ」としか声がかけられなかった。

 改めて自然の猛威の前での非力さを痛感。反面、数日後、痛々しい姿のインゲンたちがまた花を咲かせ実をならし始めた力強さ。そう、やっぱりこれもまた自然がなせる業。自分もしなやかに、たおやかにこうありたいと思うのであった。
(古谷暁子・ブルーベリー農家)

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