15.12月8日は針供養の日

2017年12月03日

 12月8日は針供養の日です。大姑がお針仕事を生業としておられたので、この日は我が家にとって大切な日だったそうです。折れた針などもこんにゃくに刺して供養されていたそうです。姑も「今日はお針仕事したらあかんで。お針箱やミシンに、大根のごはんお供えしてお礼言うんやで」と言うてはりました。なんで大根のごはんやねんと思いつつ大根・人参・ごんぼ・おあげさんなどを入れてかやくのご飯を作ってお供えしておりました。が、ほとんどお針を持つことのない私はちょっと他人事で過ごしておりました。

 しかし、ある時、12月8日と2月8日を、事八日ということを知りました。事を始めたり納めたりする節目を表す日だそうです。ことのかみさま(歳神様や五穀豊穣を司る田んぼの神様)をお祭りする日だそうです。12月8日は、歳神様をお迎えする準備を始める「事始め」の日であり、田んぼの神様の「事納め」の日、2月8日は、五穀豊穣を司る田んぼの神様をお迎えする「事始め」の日であり、歳神様の「事納め」の日なのだそうです。その日は仕事の手を止めて感謝をする日なのだそうです。それでお針供養になったのか、その辺のことはよくわかりませんが繋がりがあるようです。関東の方では2月8日に針供養をされるとか。

 そして、その日には「お事汁(おごとしる)」をいただくとか。大根、お芋、人参、ごんぼ、こんにゃく、小豆を入れたおみそ汁だそうです。この季節旬の野菜をたっぷりといただくおみそ汁です。針供養の時にお供えしてやと言われた「大根のごはん」も季節の野菜をいただくということなのでしょうね。

 針供養から話はそれてしまいましたが、慌ただしく過ぎていく日々、時には、素朴なあたたかいお汁やごはんをいただき心も体も暖めて、自然の恵みに感謝して、暮らしの句点を打ってみるのもいいかもしれませんね。

 寒さに向かうこの頃、どうぞご自愛くださいますように。

* * *

〈大根のごはん〉
 ものの溢れたこの時代、大根のごはんというと、とても粗末な感じがしますが、実はなかなかのすぐれものなのです。大根だけでなく有り合わせの旬の食材、人参、ごんぼ、里芋、おあげさん、などを入れるとなおさらです。炊き上がったら、さっと湯がいた大根の葉を刻んで混ぜると見栄えもよく栄養もありそうです。
 炊き込みご飯の目安ですが、具はお米の三割位が食べやすいそうです。醤油味ならお米1合に大匙1杯、塩味ならお米1合に小匙3分の1杯ぐらい。おだしに、昆布、いりこなどを一緒に炊くと美味しいです。
(野口 歩  17.12. 3掲載)

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