自然素材の良さ

2018年06月10日

 孫たちが、流行りの服を買ってくると「ええ色目やねぇ」とまず褒めてから、「綿かね?ウールかね?」と素材を吟味するのが義母のいつもの癖というか習慣だった。
そんな義母を孫たちは、不思議そうに見ていた。最近、義母がしていたのと同じことしている自分に苦笑する。触れば洋服の材質は大体解るのだが、一応裏側のタグを確かめてみる。これからの季節なら木綿や麻がいいけれど、ポリエステルが半分以上とかレーヨンが多いと、いくらデザインや色柄が気に入っても買うのをためらう。若い時は少々汗をかいても流行りのスタイルや色柄を優先していたのに。

 ここ二十年ほど、衣類も食べもの同様、その季節の身体に合うものが心地よい。先日、丹波での句会のとき、句会員さんたちが拙書「極楽の余り風第四集」の刊行を祝い、記念品を下さった。昼間の句会からは丹波布のバッグ。夜の句会からは播州織のスカーフという豪華さ。丹波布は丹波の皆さんならご存知の通り、綿から糸を紡ぎ、自然素材で染めて手織りという、大変な手間のかかった織物。それを今風のポシェットに仕立てた鞄はとても軽くておしゃれ。

 播州織のスカーフも、まず綿の栽培から始め、糸を染めて織ったもの。何でも福井から移住してきた女性が始めたスカーフ専門の工房の作品だとか。私の好きな青色をベースに虹のような配色のスカーフは柔らかくて肌に心地よい。今度帰ったら、ぜひ工房を訪ねてみたい。自然素材は、その季節の身体になじむ。下さった句会員たちのあたたかな気持ちとともに。

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