障がい者が働くパン工房 市島の夫婦が開設

2015年03月19日

 丹波市市島町中竹田の髙見忠寿さん・真生さん夫妻が3月29日、 同町上牧に障害者就労継続支援B型施設 「ら・ぱん工房 来古里 (きこり)」 をオープンさせる。 パン作りや販売などを通じ、 就職することが困難な障がい者に働く場所を提供するとともに、 地元に恩返しができればという思いを込めている。 忠寿さん (31) は、 「地域の人が集まり、 語り合えるような場所になれば。 そんなパン工房を利用者と一緒に作り上げていきたい」 と話している。

 同工房は、 旧鴨庄保育園近くにある地元森林組合の倉庫を改装。 神戸市内のB型施設のパン工房に勤務経験がある忠寿さんらの指導で、 障がいのある利用者がパン作りに取り組む。 オープン当初は食パンや菓子パンなど10種類ほどを製造し、 徐々に種類を増やしていくという。 利用者はパン作り以外にも、 近くの福祉施設や企業に出向く移動販売を手伝い、 注文があった近隣への配達などもこなす。
 施設内には、 机やいすを並べたカフェコーナーを設け、 地域のコミュニティとしても活用する。 ゆくゆくは地域のボランティア団体にも厨房の一部を貸し、 軽食の提供も考えているほか、 地元野菜の販売コーナーも設ける予定。
 同町喜多で育った忠寿さん。 「中学時代に父親が亡くなってから、 地域の人から温かい言葉をかけてもらい、 いつか地元に貢献できる仕事がしたいと考えていた」 と話す。 B型施設やヘルパー派遣会社での勤務経験を生かし、 地元で念願の施設をオープンさせる。
 現在は、 6人の利用者が工房オープンに向けて、 パン作りの修業に励んでいる。 忠寿さんは 「誰もが一度は食べたことがある、 親しみある味のパンを提供します。 障がいのある人が支援を受けるだけでなく、 地域に貢献する側になっていければ」 と話している。
 29日午前11時から、 同店でオープンイベントを開催する。 利用者の紹介のほか、 焼きたてパンの振る舞いや音楽演奏などがある。
 営業時間は午前10時―午後6時。 土日、 祝日が休み。 同施設 (0795・86・8177)。
 

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