篠山魚市場 3月末で閉場 売り上げ減・後継不足で

2018年02月11日

 兵庫県篠山市郡家の地方卸売市場「株式会社 篠山魚市場」が3月末で閉場し、同社も解散することが、丹波新聞社の取材で分かった。近年の売り上げ低迷に加え、出荷者、仲買人の高齢化、後継者不足などが理由で、業績がさらに悪化する前に閉場することを決めた。“農の都”ではぐくまれる特産物を県内外に供給してきた市場の創業は江戸期にさかのぼり、約250年の歴史に幕を下ろすことになる。同社は、「今後も続けていきたかった。生産者、仲買人のみなさんに対して、申し訳ない気持ちと同時に感謝を伝えたい」としている。

 黒枝豆や山の芋など、篠山で生産される地場野菜の流通拠点として機能。仲買人によって市内の商店や料理店のほか、京阪神の市場などにも特産品を送り続けてきた。

 また、毎年秋にはいち早くマツタケが入荷し、市内の料理旅館などがご祝儀相場を付けて落札するなど、明るい話題の現場にもなっていた。

 同市場は、江戸時代の寛延年間(1748―1751年)に「魚問屋」として創立。名称を変えながらも明治、大正を乗り越え、1930年(昭和5)に現在の社名となり、篠山市立町、乾新町を経て、91年(平成3)に現在の敷地に市場を構えた。

 その後、大型スーパーが相次いで開店したことや流通の多様化などもあり、売り上げが激減。同社によると、ピーク時の売上高は約8億円だったが、近年は半減以下になっていたという。また、山の芋などの生産農家や仲買人の後継者不足が顕著になったことも閉場の引き金となった。
 

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