グループ窯が作陶展 陶の郷で5月7日まで
柔軟な感性で100点展示
2017年05月03日写真・陶の郷で作陶展を開いている「グループ窯」のメンバー=篠山市今田町上立杭で
若手の丹波焼陶芸家でつくる「グループ窯」(上中剛司代表)の8人が、立杭陶の郷(篠山市今田町上立杭、079・597・2034)で作陶展「丹波焼ニ非ラズ」を開いている。丹波焼で伝統的に使われている陶土や釉薬などを敢えて使わずに制作した器や、日用雑器が主体の丹波焼にあって、日用使いのできないオブジェなど、わざと丹波焼の伝統から離れ、若い柔軟な感性を生かして自由に作陶した約100点を展示、販売している。5月7日まで。開場時間は午前10時―午後6時。
8人は、上中代表(今田町下立杭)、大上裕樹さん(同)、市野和俊さん(同町上立杭)、市野健太さん(同)、市野秀作さん(同)、市野正大さん(同)、市野翔太さん(同)、清水万佐年さん(同)。
同グループは毎年、ゴールデンウイーク期間中に丹波焼窯元群をメーン会場に開かれる「春ものがたり」の催しの一つとして作陶展を開いている。「昨年は、2年かけて修復した丹波焼最古の登り窯を使って焼成した古丹波を追求した作陶展だったので、今年は敢えて丹波焼から離れてみよう」と考えた。
展示会場には、一見すると丹波焼伝統の「赤土部」だが、漆や白土など本来の素材とは違ったもので表現した朱赤色の器をはじめ、「刀剣」ならぬ「陶剣」と銘打ち、表面に金属感を持たせた陶器製の剣やナイフなどが並んでいる。また、磁器土を使用したタイルの上に色彩豊かな釉薬で幾何学模様を描いた絵画のような作品や、地元で採集した石や鉱物を約1200度で焼き、溶解したものを白土でこしらえた10㌢角の陶器の箱に入れ、標本のように展示した作品なども来場者の目を引いている。
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