柏原出身・清水雅子さん 初句集「熟れ麦」出版

2017年01月15日

 丹波市柏原町出身で、故郷で2つの句会を指導している清水雅子さん(69)=本紙「やすらぎ」筆者、岐阜県各務原市在住=が、初の句集「熟れ麦」を角川書店から出版した。丹波が生んだ俳人、細見綾子の流れをくむ結社「栴檀」に入会して以来、16年間の作品を収録。清水さんは「70歳になる前に句集を出したかった。これまでの歩みを振り返る“自分史”のようなものができた」と喜んでいる。
 清水さんは、50歳から俳句を始め、亡き母、小田すみ子さんの勧めで結社「風」に入会。「風」岐阜支部の指導者だった辻恵美子さんが立ち上げた「栴檀」の会員になり、現在は同結社同人で結社誌の編集長を務めている。
 また2005年には丹波市で句会を立ち上げ、月1回欠かさず指導に通っている。師系統の祖にあたる細見綾子への思いは強く、句会で綾子の句を紹介し続けている。
 「熟れ麦」は4章立てで、年代、季節順にまとめた。機関誌に掲載された900句以上の中から辻さんが314句を厳選。母を詠んだ句が最も多く、夫のこと、師系への思いが表れた作品も多い。本の題は、「熟れ麦を見に来よと言ふ夫若し」からとった。夫が作った麦が熟れ、「きれいだぞ、見に来い」と呼びに来た時のことを詠んだもの。
 清水さんは俳句の魅力について「言葉の力を再発見でき、句会では肩書きや立場を離れ“素”の人間どうしとして触れ合える楽しさもある」と言い、「今後は季語の奥深さを大切にじっくりと俳句に取り組んでいきたい」と話している。
 

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