村おこし委員会元気村かどの代表 十倉孝実さん

2003.01.23
たんばのひと

 氷上町西地区の有志が立ち上げた、 農業を通したビジネスで地域活性化につなげる村おこし委員会 「元気村かどの」 の委員長に就任した。 都市住民との交流イベントや、 農産物の販売など、 4つの部会でアイデアを出し合ったものを集約。 各部会の調整役になる。


 「西地区には創価学会の墓地公園があり、 年間20万人が訪れると言われています。 また、 現在は車で行き来できない加美町とトンネルで結ばれる予定があり、 やり方によってはビジネスになり得るのではないか。 氷上郡合併も迫っており、 小学校区単位のコミュニティでがんばらないと、 過疎が進むという危機感も強く抱いています」 「西地区は国の山村振興の補助対象になっていて、 何らかのハコモノができるという期待がある。 しかし、 これまでのように役場と打ち合わせをしてハコモノを作りさえすればいいという時代ではない。 こういうソフト事業をするので、 こういう能力がある施設を作ってもらいたいと、 企画段階から住民側でやって行かなければならない。 ハコモノを作っても、 維持・管理費用はどうするのか、 施設を作るならば、 そこまで考えてやらなければと考えています」 「国や県、 また町からの補助が無かったり、 『足らず』 が生まれた時には、 それがいいアイデアならば、 場合によっては自分たちで出資してでも事業化を目指したり、 また、 汗をかかなければならないケースも出てくるでしょう。 それを承知の上で、 地域を活性化させたいという熱意のもとに委員のみなさんが集まっているのだと思います」 「生産者の顔が見える、 安全、 安心というのはもはや当たり前で、 それだけではアピールとして弱い。 刺身のツマで特産化をはかって成功した村があるように、 よほど知恵を絞り、 ユニークなことをするか、 『ここだけのもの』 を生み出すかしなければならないと思います」


 花栽培が盛んな西地区で、 カタクリ、 コスモスに続く珍しい花が栽培できないか、 思案をめぐらす。 夢を持ち、 委員会に参加した有志の思いを委員会としてどう形にするのか。 責任は大きいが楽しみも大きいはず。 氷上町三原。 66歳。 (T)

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