帝人社長 長島 徹 (ながしま とおる) さん

2004.04.15
たんばのひと

環境に優しい技術を
帝人社長 長島 徹 (ながしま とおる) さん (東京都在住)
 
1943年(昭和18年)生まれ。 小学校3年生の時に京都から篠山へ。 篠山鳳鳴高、 名古屋工業大繊維学部卒。 65年に帝人入社。 テクノーラ事業部長などを経て執行役員、 常務などを務めたあと01年に社長。
 
 繊維事業に加え、 化成品・医薬医療・ITサービスなど、 幅広い分野に進出する 「帝人」 の代表取締役社長。 社員数は帝人グループ全体で約2万人、 オランダ、 アメリカ、 中国など海外展開にも積極的。
  「製品は高分子化学をベースにしたものが多く、 『テトロン』 として知られるポリエステル繊維やフィルム、 DVDなどの光ディスクなどに活用されるポリカーボネート樹脂、 また、 医薬品や、 慢性呼吸不全の患者さんのために在宅用酸素濃縮器をレンタルするなどの在宅医療にも力を入れています」 とPR。
  「人と地球環境に配慮した化学技術の提供」 を社会や顧客への約束として掲げて実践しており、 昨年11月には、 自治体が回収した使用済みペットボトルを化学的に分解して原料まで戻し、 再び新品と全く同じペットボトル用樹脂を生産する、 世界初の循環型リサイクルシステム 「ボトルtoボトル」 のプラントを操業。 4月から本格的に出荷を開始した。 「消費エネルギー削減、 炭酸ガスの排出抑制にも大きな効果があります」 と話す。
 入社20年目に、 強度に優れたアラミド繊維 「テクノーラ」 の開発に携わり、 その後はセールスエンジニアとして国内外を飛び回った。 「部長になったのは51歳。 同期に比べて随分回り道をしましたが、 振り返ると色々な経験が現在に役立っています。 仕事をコツコツこなしていけば、 きちんと評価してくれる 『神の目』 があることを、 新入社員にも伝えたいですね」
  「故郷篠山は私の原点。 軟式庭球に打ち込んだ中学、 高校時代を思い出します。 篠山中学校の同級会は卒業の年 (昭和33年) にちなみ、 サンサン会と名付けています。 中学、 高校の同級会に出席するのが楽しみ」 と話す。 「ストレス解消は週末のゴルフ。 テニスもしたいのですが、 余裕がありません」 とちょっぴり寂しそう。

(臼井 学)

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