産業交流市

2007.01.29
未―コラム記者ノート

 丹波市役所周辺で11、12の両日開かれた初めての丹波市産業交流市に取材がてら出かけた。時折雨が降るあいにくの天候で、「天気は悪いけれど、交流市は開いている」という放送が市内全域に流れた事実が物語るように、集客は極めて悪かった。初日の午前11時ごろから午後2時ごろまでいたが、出店者やスタッフの市職員の方が来場者より多く、出店者からのボヤキが聞こえてきた。 天気のほか、PR不足や、週末ごとに文化祭や収穫祭のイベントが続いており、市民側の「まつり疲れ」というのもあっただろう。それでも、やはり、「行ってみようかな」と思わせる、人を集める仕掛けが少なかったように感じた。 2日目だけだったもちまきを2日ともするとか、空き時間が多かったステージを、サークルの発表の場に提供するとか、来場者が参加できるクイズやゲーム、体験コーナーを作るとか、工夫できる余地は多分にあったと思う。 個人的には、欲しかった家庭用のコーヒー豆の焙煎機が買え、楽しかった。ただ、あまりに人が少ないため気まずくて、企業の展示ブースをじっくり見学できなかったのが残念だった。(足立智和)

関連記事