預かり保育と学童保育

2007.01.29
未―コラム記者ノート

 幼稚園の預かり保育を1時間延長し、午後7時までとする条例改正案が、丹波市議会に提案されている。保育園と同水準のサービスで、予約制で1時間800円別途費用が必要になるものの、長時間預かってほしい保護者にとっては、実現が待たれる施策だろう。 もうすぐ新年度が始まるが、幼稚園の預かり保育は、4月1日から入園式までの1週間程度は行われていない。この点も、早急な実施(できればこの4月からでも)が望まれる。 市は、アフタースクール事業(学童保育)の開設時間も、幼稚園の預かり保育と同じ午後7時までの延長をめざしている。アフタースクールと預かり保育、事業名は異なるものの、「保護者が迎えに来るまで、好きなように過ごす」という内容は同じ。一緒にすることはできないのだろうか。幼稚園と小学校、それぞれに指導者を配置するより効率的だ。 保育園の延長保育も加えて、「保幼」「幼小」「保幼小」などの連携も考えられる。国県からの補助金の問題もあるだろうが、従来の縦割りは崩れようとしている。柔軟な発想で子ども、保護者、行政の三者が潤う施策につながればと思う。(足立智和)

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