県立柏原の外科医1人増え8人に

2007.02.04
丹波の地域医療特集

氷上町の十倉さん、故郷で勤務を希望

 県立柏原病院に2月1日付けで、 十倉正朗氏 (52) =氷上町上新庄=が着任した。 外科部長を務める。 外科医は1人増え、 8人になった。
 山梨、 大阪の病院を経て、 先月末まで京都協立病院 (綾部市) で勤務した。 10年以上前から 「いずれは地元で」 と考えており、 知人らからも 「柏原病院に戻ってほしい」 と言われていたという。 大学医局の人事でなく、 自ら勤務を希望した。 十倉氏は 「受け入れてもらい喜んでいる。 妻が以前勤務し、 お産でも世話になったなじみ深い病院で、 地元の人のためにがんばりたい」 と話している。
 医師不足の同病院だが、 外科は長く増減なしに、 7人の常勤医を確保していた。 昨年の柏原赤十字病院の外科休診に伴い、 同病院の外科の重要性が高まっており、 十倉氏を迎え、 さらに充実した医療の提供をめざす。
 専門は、 腹部外科。 日本外科学会と日本消化器外科学会の指導医。 手術経験豊富で、 麻酔科医の厚労大臣許可の申請中。=07年2月4日掲載

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