関心集める「化石発掘展」

2007.04.19
丹波の恐竜

 山南住民センターで14日から開かれている 「丹波市の恐竜化石発掘速報展」 (丹波市、 人と自然の博物館共催) に、 16日までに市内外から1741人が訪れ、 高い関心を集めている。 30日まで。 22日午後1時から同センター隣接のやまなみホールで 「恐竜を活かしたまちづくりシンポジウム」 が行われる。
 展示しているのは、 発見者の足立洌さん (柏原町南多田) と村上茂さん (山南町下滝) が採取した化石や、 昨年の試掘で見つかった9点と、 今年発掘した尾椎や血道弓などの化石。 発掘の経過や篠山層群を解説するパネルなども展示している。 発掘時の映像も上映している。
 姫路市から訪れた高島敏郎さん (44) は 「この辺りにも恐竜がいたのだと壮大な気分になった。 まちおこしには、 いい材料では」 と話していた。 山南中2年の広内仁美さんは 「思っていたより、 骨というよりも石に近かった」 と驚いていた。
 また、 会場では上久下地域づくり検討委員会が、 発掘現場から出てきた石のかけらを埋め込んだキーホルダーを販売。 1個1000円。 収益は同委員会の活動資金にする。 22日のシンポ当日も販売する。
 速報展、 シンポジウムの問い合わせは市恐竜を活かしたまちづくり課 (0795・82・0916)。

関連記事