西紀運動公園 存続へ

2008.12.08
ニュース

 篠山市は、 いずれも篠山再生計画 (行財政改革編) で休館の方針も示していた、 西紀運動公園 (西谷) とさぎそうホール (今田町今田新田) を指定管理料の減額や、 開館期間の短縮などで経費を削減し、 継続することを決めた。 同公園条例改正案を2日、 議会に提案。 8日の文教厚生常任委員会で審議される。
 同公園について市は、 指定管理者の橋本電設 (丹波市春日町) と協議を重ね、 1日、 基本協定書を締結した。 変更した内容は、 2012年3月までの指定管理期間を1年短縮し、 3年間で約1億500万円の市の負担分を、 あと2年間で4000万円に減額した。
 また、 利用者が払うプールなどの料金が市の収入となる「使用料」制から、指定管理者の収入となる 「利用料金」制に変更。一定の範囲内で指定管理者が料金を決められるようにし、 指定管理者の経営努力が収入に反映されるようにした。 条例改正案では、 市が温水プールの一般利用を600円から800円に増額。 指定管理者は800円を上限に料金を設定できる。
 さぎそうホールは、 夏と冬を休館にする。 今田中学校の卒業式や入学式ができるよう、 3―5月と、 地域のイベントが集中する9―11月は開館する。 開館期間以外は電気、 水道を止める。 冷暖房は年間使用せず、 法定で定められている点検以外は最小限に抑える。 年間770万円だった管理費を113万円にする。

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