丹波竜化石現場 4次発掘前に岩盤除去始まる

2009.12.10
丹波の恐竜

 山南町上滝の丹波竜化石発見現場で8日、 来年1月9日から始まる第4次発掘調査に向けた岩盤除去作業が始まった。 年内に化石含有層上部の地層を重機で掘削、 本格的な調査へ準備を進める。
 重機が砕いた岩石からも化石が発見される可能性もあるため、 人と自然の博物館の研究員らが、 慎重に調査する。
 現地で会見した同博物館の三枝春生主任研究員は、 「先日発見されたカエルなど、 化石の保存状態は良好。 丹波竜の頭部もどこかに残っている可能性は高い」 とし、 「多種類の恐竜の歯など、 当時の環境を知る手がかりを見つけたい。 小さいものから大きなものまで、 多くの発見が期待できる」 と話していた。
 9日から始まる化石含有層の発掘調査のボランティアは、 今月11―25日まで募集する。 丹波市内在住者限定。 申し込み用紙は、 市役所と市内各支所に用意する。 同博物館 (079・559・2001)。 市恐竜を活かしたまちづくり課 (0795・82・1001)。

関連記事