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発掘体験会に4600人 昨年1年間 「丹波竜」地層

 小学生が発掘体験会で国内最古の曲竜類 (鎧竜) の歯の化石を発見した丹波市山南町上滝の前期白亜紀の地層 「篠山層群下部層」 (約1億1000万年前)。 この現場から出た石を使った発掘体験会は、 丹波市、 三田市、 篠山市で開かれ、 昨年1年間で約4600人が参加、 約1100個もの化石を見つけた。 これだけ多くの人が関わる化石発掘調査は全国的にも珍しく、 県立人と自然の博物館 (三田市) の三枝春生主任研究員は 「当初は想定していなかった形だが、 変わった面白い方向にいっている」 と話している。

 現場近くの 「元気村かみくげ」 では、 2009年11月から、 毎週土、 日曜日に発掘体験会を行ってきた。 昨年は159回開かれ、 3907人が化石探しに挑んだ。
 また、 篠山市は、 昨年9―11月に計3回、 化石発掘体験イベントを西紀支所で実施。 120人の参加があった。 人と自然の博物館は8回行い、 573人が参加した。

 見つかった化石の大半は恐竜の骨片。 このほか、 カエルの骨やカイエビなどが出ている。
 こうした小さな化石の発見に期待されているのが 「子どもの目」 だ。 篠山の小学生が見つけた鎧竜類の歯は6ミリ以下の小ささ。 2009年に上久下地域づくりセンターで行われた体験会では、 三田の小学生が数センチに密集したカエル類の化石を見つけている。 三枝研究員は 「小学生は大人より小さなものに気づく可能性がある。 化石を見る目のある大人がそばにいれば、 活躍できる」 と期待する。

 丹波市山南町上滝の発掘現場では、 基本的に 「出た石を捨てない」 方針をとっており、 体験会に使う石は豊富にある。 現場で発掘ボランティアがいったん割って調べた後、 20キロごとに袋に入れて保管しており、 1―4次の発掘調査で約4000袋がたまった。 「元気村かみくげ」 の駐車場で保管している。
 篠山市に目を向けると、 篠山層群で注目されているもう1つの化石産地、 篠山市宮田の現場がある。 国内最古級のほ乳類化石や国内初の角竜類化石が見つかった場所だ。
 この現場の石は、 化石の密度が高く、 壊してしまうおそれがあるため、 体験会では使用せず、 経験を積んだ人だけが扱っている。 有志グループ 「篠山層群をしらべる会」 が、 旧西紀公民館分館内の作業所 「太古の生きもの市民研究所」 で調査にあたり、 セミプロの目で細やかな調査が進められている。

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