Categories: 恐竜

小型恐竜の脛骨発見 篠山市の県立丹波並木道中央公園

 県立人と自然の博物館は8月27日、 県立丹波並木道中央公園 (篠山市西古佐) 内の白亜紀前期の地層 「篠山層群」 の下部層 (約1億1000万年前) から、 小型の鳥盤類に属する恐竜の右脛骨 (右脚のすねの骨) の化石2本などが見つかったと発表した。 先月下旬から実施した地質調査の中で発見。 同公園ではこれまでにも、 保存状態の良い2種類の恐竜化石が見つかっており、 同博物館の三枝春生・主任研究員は、 「この一帯には多数の恐竜化石を含んだ、 国内でも非常にまれな地層が存在する可能性が高い」 と話している。

 発見された脛骨化石の保存状態は良好で、 2本は同一種、 別個体のものという。 2本の内の1本は、 ほぼ完全な形をとどめており、 長さ約11センチ、 関節部分の最大幅が約2・5センチ、 骨の中央付近の直径は約1センチ。 もう1本は関節部から約5・5センチのところで欠損しているが、 ほぼ同じ大きさと見られる。 恐竜の体長はそれぞれ約1メートルと推定している。

 恐竜は、 鳥盤類と竜盤類の2つに大別される。 鳥盤類には、 イグアノドンやトリケラトプスなどがあげられるが、 今回発見した化石から、 これらの種を特定するのは今後の課題という。

 発見場所は、 同公園管理棟から南西の法面直下の台地。 同公園の造成工事の残土 (岩塊) を埋め戻して整地した場所で、 この場所に転がる岩塊の中から発見した。 このほかにもトカゲ類の上腕骨化石1個も見つかった。

 地質調査の一環で、 同公園内2カ所でボーリング調査を実施。 そのうちの1カ所、 公園管理棟東側で、 深さ46メートル地点、 直径5センチのボーリングコアの中から、 長さ約4センチ、 厚みが約6ミリの三日月形をした動物の骨の化石が見つかった。 「篠山層群恐竜化石発掘調査検証委員会」 の委員で、 カメ研究の第一人者でもある平山廉・早稲田大学教授によると、 カメの甲羅の一部ではないかという。

 また、 地面に降り注いだ雨粒痕の化石 「雨滴痕」 も同公園内で見つかっていることから、 体重の軽い恐竜や小動物の足跡化石の発見も期待できるとしている。

 三枝主任研究員は、 「今後さらに数多く化石が出てくれば、 それらを見比べることにより、 雌雄の違いや群れの形態、 成長過程などを解明する大きな手掛かりとなる」 と話している。

 今回見つかった鳥盤類化石は、 9月8日―10月21日、 同博物館で展示される。

写真・鳥盤類に属する恐竜の右脛骨の化石 (左) と、 地下46メートル地点のボーリングコアの中から見つかったカメの甲羅とみられる化石=三田市の人と自然の博物館で

Share

Recent Posts

  • 市名変更
  • ニュース速報

【篠山市長選・住民投票】15日時点推定投票率

     18日投開…

16時間 ago
  • お出かけ

小島さん特別公演 11月23日 大書院で舞を披露

 舞、和太鼓奏者の小島千絵子さんによる特…

17時間 ago
  • ニュース
  • 篠山市

住宅密集地の障がい者施設「グッドデザイン賞」 利用者と住民”普通”に交流/兵庫・篠山市

 兵庫県篠山市北新町の障がい者施設とその…

17時間 ago
  • お出かけ

いざ出陣!篠山城戦国祭

 11月23日午前10時―午後4時、兵庫…

17時間 ago
  • お出かけ

20団体が成果披露 石田さんの公演も 11月23日、市民文化祭

 「第20回篠山市民文化祭」が23日午前…

17時間 ago
  • お出かけ

「たんばルシェ」 飲食ブースにステージも 11月17日

 「丹の里・味覚フェア―たんばルシェ」が…

2日 ago