バイカモを増やそう かつての小川に再生 青垣町桧倉

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写真・再生した清水川にバイカモを植える住民たち=丹波市青垣町桧倉で

紅葉の名所、 高源寺がある丹波市青垣町桧倉自治会 (足立宏幸会長、 33戸) が、 集落内の小川を再生させ、 水生植物バイカモを増やす取り組みを始めた。 川は、 こんこんと水が湧き、 護岸は土という昔ながらの姿をとどめており、 「山のモミジと川のバイカモで桧倉、 神楽地区を盛り立てたい」 と張り切っている。

 

同自治会を流れる 「清水川」。 湧水が豊富で農業用水として使われていたが、 20年ほど前から使われなくなった。 放置された川は、 2メートルほどの川幅全面を草が覆い、 所どころ水面が見えるといった具合だった。

かつての川の姿を取り戻し、 50年ほど前、 川に茂っていたバイカモを取り戻せないか、 県立人と自然の博物館の三橋弘宗研究員に相談。 三橋研究員の調査で、 全長500メートルほどの川のうち、 河口に最も近い部分でも水温が17・8度と低いことが分かり、 川の本流でなく、 一気水が出る心配もないため、 「うってつけの場所」 と太鼓判をもらった。

一般財団法人 「神楽会」 が助成し、 草を取り払い、 土砂をしゅんせつ。 その量は、 2トン車70台分にもなった。 多可町の群生地から譲り受けたバイカモを石にくくりつけて沈め、 根付かせている。

今春、 試験的に移植したものは首尾よく繁茂したが、 シカに食べられ、 絶えてしまったという。

足立会長 (65) は、 「昔の川の姿になり、 いい雰囲気になった。 魚も増えるだろうし、 カワニナも多く、 ホタルも期待できる。 秋はモミジ、 春から夏はバイカモを見に足を運んでもらえるようになれば」 と、 繁茂を楽しみにしている。

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