青垣新水源から濁水 マンガン 基準の3倍 浄水場の試運転で

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 丹波市は、 水道施設統合整備事業の一つで今年6月に新設した青垣水源地 (丹波市青垣町東芦田) の試運転を8月27―28日に行った際、 水道法が定める水質基準0・05ミリグラム以下 (1リットルあたり) の約3倍にあたる、 0・14ミリグラム (同) のマンガンを含んだ水を配水していたことを明らかにした。 マンガンは体内に必要な成分でもあり、 食品衛生法による基準値は0・3ミリグラム以下で、 人体への影響はないという。 10日の産業建設常任委員会に報告した。

 市は同27日、 昨年度に拡張工事が完成した西芦田浄水場と同水源地を結ぶ導水管の洗管作業を行った後、 西芦田浄水場を稼働。 約20時間後の翌28日午前9時半に試運転を終え、 水源の使用を停止した。

 同29日午前8時半ごろ、 認定こども園あおがき (同町佐治)、 丹波少年自然の家 (同町西芦田)、 グリーンベル青垣 (同町田井縄) の3施設からプールや風呂の水が濁ったとの連絡を受け、 事態が発覚した。

 同29日に採取した水と、 同こども園が28日に採取していた水を検査機関に持ち込み、 結果が7日に出た。 同水源地の原水を検査したところ、 マンガンの値は1・1ミリグラム (同) だった。

 同浄水場の給水エリアは、 同町西芦田全域、 佐治、 遠阪の一部などで、 1000戸弱に給水した可能性があるが、 一般市民から水の濁りなどに関する連絡はない。

 市によると、 水源地工事にあたり、 2007年に実施した揚水試験や、 2度にわたる原水の水質調査においてはマンガンの値は0・05ミリグラム以下と低かったという。 また、 「市水道ビジョン」 における重要な水源と位置づけており、 市水道部は 「予期せぬ事態で、 十分な調査が必要。 一時的なものか、 永久的なものなのか、 まずは原因の特定を急ぎたい」 としている。

 今年8月に水道水の安全性をPRしようと売り出したボトルウォーター 「丹 (まごころ) の水」 は、 西芦田浄水場から採取したもの。 2万4000本を製造した。 市は、 「今回の事故以前に採取し、 水質検査もしたうえで詰め込みを完了しており、 問題はない」 との見解を示した。

 

 

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