サークル「佐治倶楽部」が1日お店体験 毎週土曜にカフェ営業

2012.09.30
ニュース丹波市

写真・安達さん(左端)の給仕で日本酒を楽しむ来店者たち=丹波市青垣町佐治で

 関西大学佐治スタジオ (青垣町佐治) を拠点に、 空家活用で佐治を活性化しようと活動するサークル 「佐治倶楽部」 (芦田成人代表) が、 同スタジオを改修し、 「カフェ&バー佐治倶楽部」 として食品営業の許可を取った。 土曜にカフェを開いているほか、 同倶楽部に企画を持ち込み、 自身が 「1日店長」 となることも可能。 同倶楽部は、 一緒に楽しむ仲間を募っている。

 

 コミュニティービジネスのきっかけ、 空家の維持管理費のねん出、 地元の人の楽しみの場作りにと始めた。 同倶楽部の調理部 (岩田眞砂子部長) に入部が、 店舗利用の条件。 調理部の直営事業として、 毎週土曜の午前11―午後4時までカフェを営業。 岩田さんの手作りお菓子と、 コーヒー、 紅茶などを提供している。

 直営事業のほか、 部員の持ち込み企画を実施。 今夏には、 メキシコ料理を味わう会があり、 現地で暮らしていた佐治の住民が手料理をふるまった。 26日には、 一夜限りの 「日本酒バー」 が開店した。 篠山市福住で10月に 「Hatsu. ne」 の屋号で日本酒バーの開店をめざす、 安達鷹矢さん (25) の持ち込み企画。 丹波、 篠山、 亀岡、 綾部、 福知山の地酒を提供し、 岩田さんら調理部員が酒の肴を作った。

 安達さんは、 「開店前に試しで営業してみて、 肴を考えなければいけないなど、 課題が見つかった。 楽しいので、 バーを開店してからも、 時々利用させてもらえたら」 と話していた。

 持ち込み企画は、 2000円の利用料を徴収。 空家の維持経費にあてる。 店は、 バーカウンターがあるほか、 座敷もある。 入部の問い合わせは、 佐治倶楽部調理部 (0795・86・7078)。

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