特産「山の芋」PR 「麦とろろ飯」「山の芋豆腐」 丹波並木道中央公園でイベント

2013.06.13
ニュース丹波篠山市

写真・ 「麦とろろご飯」 と 「山の芋豆腐」 を手に、 16日のイベントへの来場を呼び掛ける松浦さん (右) と木村さん=篠山市西古佐で

 山の芋など地元特産物の卸小売業を営む 「河南勇商店」 (本店=篠山市西古佐、 河南直樹社長) が6月16日午前11時から、 丹波並木道中央公園 (同市西古佐) 内のかやぶき民家で 「1日だけの麦とろろ茶屋」 をオープンし、 おかわり自由の麦とろろご飯を販売する。 大人800円、 小学生以下500円。 限定150食。 また、 こんだ薬師温泉 (今田町今田新田) で営業している手作り豆腐工房 「夢豆腐」 (木村淳一代表) とのコラボレーションで生まれた新商品 「山の芋豆腐」 の試食会もある。 限定100食。

 

 栽培の手間や生産農家の高齢化などで、 年々作付面積が減少している丹波篠山産の山の芋。 伝統野菜が減り続けていくことに危機感を抱いた同商店が、 「消費者に山の芋のおいしさを知ってもらい、 消費拡大につなげていこう」 と、 昨年、 同公園で麦とろろご飯を販売して山の芋をPR。 2日間のイベントは、 連日好評を博したという。

 今年は、 麦とろろご飯にとろろそば、 地野菜のみそ汁、 蒸し野菜もセット。 開催日が 「父の日」 ということもあり、 子ども連れの父親には、 麦とろろ飯を牛とろろ丼にグレードアップするサービスも行う。

 コラボ商品の 「山の芋豆腐」 は、 篠山産のオオツル大豆に山の芋のとろろがたっぷりと入った逸品。 もっちりとした食感で、 大豆の甘みと山の芋の風味が口の中に広がる。 「豆腐の味と山の芋の風味の両方が生きるよう、 材料を配合するのに苦労した」 と振り返る木村さん。 「その甲斐あり、 納得のいく最高のものができました」 と笑顔を見せる。

 7月から土日限定商品として、 同工房で販売を始める (200入り、 350円)。 また、 同商店でもネット販売商品として取り扱う。

 同商店篠山店店長で同イベント担当者の松浦由美さんと、 木村さんの2人は、 「山の芋と豆腐、 どちらも栄養価の高い食べ物。 夏バテしやすいこれからの季節にぜひ味わっていただきたい」 と話し、 来場を呼び掛けている。

 同イベントではこのほか、 もちつき大会や山の芋をはじめとする地場産野菜の販売を行うほか、 山の芋料理のレシピを紹介するコーナーを設ける。

 問い合わせは、 河南勇商店 (079・594・0803)、 夢豆腐 (079・597・3780)。 

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