Categories: 豪雨災害特集

専門技術で復興支援 「丹波レストレーション」地元住民が団体設立

倒木をチェーンソーで細かくするテクニカルボランティアのメンバー=市島町徳尾で

丹波市を襲った豪雨災害からの復興を目指し、 市内の6人がテクニカルボランティアグループ 「丹波レストレーション」 (中井司代表) を設立した。 チェーンソーやユンボ、 ダンプなどの重機を扱える専門技術を持ったメンバーが、 一般ボランティアでは対応しにくい作業や場所で活動を行う。 16日には、 グループ設立後初めてとなる活動を、 霊山寺 (市島町上竹田) と徳尾地区で行った。 中井代表は 「メンバーが地元住民であることを生かし、 きめ細やかな活動をしたい」 と話している。

メンバーのほとんどは市島町在住。 建築業を営んでいる人、 全国の災害現場で活動経験がある自衛官、 過去に土木業に携わったことがある人など、 重機を扱う上で専門的な技術や知識を持った、 30―40歳代の6人が参加している。

チェーンソーを使い、 山に残る倒木などを小さく伐って搬出しやすくしたり、 被災家屋の床下にある泥出しや柱の拭き上げ、 洗浄といった作業をメーンにしている。 必要に応じて、 メンバーが所有するユンボやダンプを持ち込む。 フェイスブックで活動日を知らせ、 一般ボランティアを募り、 一緒に作業にあたるといったコーディネートも行う。 ほかにも、 行政や他団体と連携を図りながら、 被災者のニーズを調査する。

三重県を中心に活動する災害テクニカルボランティアグループ 「熊野レストレーション」 (端無徹也代表理事) が、 豪雨災害で全壊した東皐寺 (同町谷上) でボランティア活動を行った際、 中井代表らは一緒に作業にあたった。 そのとき、 端無代表から 「市外から来た支援団体は、 何か起きてもすぐに現場に入ることができない。 外部団体ができる支援には限りがある」 と言われたという。

「専門技術を持った地元住民によるテクニカルボランティア団体を立ち上げ、 復興支援ができればという思いになった」 と中井代表。 旧知の地元住民の中で専門技術を持った人を中心に呼びかけ、 団体を立ち上げた。

メンバーそれぞれが仕事を抱えているため、 休日を中心に活動する。 自衛官の井元将史さん (40) =同町上竹田=は、 「これまでより一歩踏み込んだボランティアができれば」 と話し、 中井代表は 「丹波の笑顔を取り戻せるよう、 継続的に活動していきたい」 と話している。

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