Categories: 豪雨災害特集

受け入れ終わるも市島と関わり継続 元災害ボランティア交流グループ「いちじまびと」

被災者の引っ越しを手伝う「いちじまびと」のメンバーたち=市島町上垣で

丹波市豪雨災害で来丹した災害ボランティアたちが、丹波でつながった縁を大切にしようと、「いちじまびと」という集まりをつくって交流を深めている。ボランティア同士の“横のつながり”を生かし、市内で行われるイベント準備や、被災者が避難先から自宅に戻る際の引っ越しを手伝うなどの活動を続けている。

「いちじまびと」。世話人は、中村伸一郎さん(50)=篠山市畑市=。

災害ボランティアとして汗を流した100人以上が、専用のフェイスブックページに登録し、連絡を取り合っている。滋賀、京都、岡山など遠方のメンバーも在籍。集まれるときに丹波市を訪れ、14日に三ッ塚史跡公園で開かれる「花しょうぶまつり」の準備を手伝っているほか、前山地区自治振興会の「オアシスいつせ」が同地区の公民館で定期的に開く出前サロンに同行し、地域住民と交流を深めている。

被災者から引っ越しを手伝ってほしいという要請があれば引き受けるなど、災害関連のニーズにも対応している。中村さんは「トラックなど資材は持っていないから大きな活動はできないが、要請があればできる範囲で応えたい」と話す。これまでに30人以上のボランティアが「いちじまびと」の活動のために来丹したという。

「災害ボランティアの受け入れが終了して、つながりが絶たれるのはもったいないと思った」と話す中村さん。高知県の馬路村が「特別村民制度」を設け、村外の人とともに地域を盛り上げていることに目をつけ、同じような取り組みをしたいと思い、「いちじまびと」を発想したという。

今後は市島地域でごみ拾いを検討しているほか、夏祭りに参加するなど、地元住民とのかかわりを大切にしながら、活動の輪を広げていくという。

中村さんは「災害を機に来丹したボランティアたちだが、災害関連以外でも市島とつながりを持ち続けたい」と話している。

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