活用模索の今田町商工会館 関学大の活動拠点に


写真・今田町商工会館前で今後の展開を話し合う市野委員長と、関学の木本教授(右)=兵庫県篠山市今田町今田で

 篠山市商工会(圓増亮介会長)は、平時、無人となっている今田町商工会館(兵庫県篠山市今田町今田)の一部スペースを、関西学院大学(西宮市)に貸し出すことを決めた。関学の利用は今春からで、学生たちが今田町を舞台に、地域社会との関わり方を身に付ける学習活動の拠点として、月1回程度利用する。市商工会今田地区振興委員長の市野達也さん(54)=同市今田町上立杭=は、「教育機関に借りていただけるのは願ってもないこと。高齢化の進む今田地区。若い学生たちがまちのなかで活動してくれることで地域の活性化にもなる。学生たちの知恵やアイデア、発信力を、地域の新たな取り組みに結び付けていけたら」と期待している。

 市商工会は2014年に事務局組織の再編を行い、今田、西紀、丹南の3つの振興部を、本所である篠山商工会館(同市二階町)に集約した。これに伴い、各振興部では、税務申告や労働保険業務、講習会、会議などの会館機能は残したものの、職員の常駐を廃止した。

 関学の活動が始まって以後も、会館機能はこれまで通り維持していく。

 今田町商工会館は、1999年3月に竣工。以後、2―5人の職員が常駐し業務を行っていたが、集約後は会館の使用日数が年間20日間程度になっており、地域振興、防犯上の観点などから、会館の利活用を模索していた。