Categories: 記者ノートコラム

勇気と希望を

 車いすのファッションモデルとして活躍している篠山市在住の日置有紀さんが、2018年中の制作を目指す長編映画「ランウェイ」(仮題)に女優として出演することが決まった。
障がいがテーマで、誰もが互いを尊重し、理解しあう「心のバリアフリー」を考える内容だ。

 「障がい者」と呼ばれる人々には多くの場合、そう呼ばれるようになる瞬間、影がつきまとう。「なぜ自分が」「なぜ家族が」。そんなマイナスからスタートを切り、プラスに転じる本人も家族も並大抵の努力ではないと思う。

 日置さんの取材は2年ぶりだったけれど変わらず元気いっぱい。その裏側には数々の苦難が潜んでいることは想像に難くないが、目線は未来だけを向いていた。

 映画監督の帆根川廣さんは、「日置さんの活躍で、障がいのある人でも役者を目指せるようになれば」と期待する。平昌パラリンピックでも障がいのある選手が活躍した。同じ境遇の人々をどれだけ勇気づけたことか。

 日置さんもきっと誰かに勇気と希望を与えているはず。その媒介となれる仕事を幸せに思った。(森田靖久)

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