光秀と大河

2018.04.28
未―コラム記者ノート

 昨年、明智光秀が丹波攻略の拠点として築いたとされる亀山城(京都府亀岡市)の跡地を訪ねた。同城は明治維新後に廃城処分となったが、現在は宗教法人「大本」の本部の一つが置かれている。

 受付で石垣の見学を申し込んだところ、「おはらい」を受ける必要があるとのこと。無事、「おはらい」を済ませたあと、天守が築かれたという石垣へ。パンフレットによると、下から三段目までが光秀の建築当時のものらしい。それ以上は過去の宗教弾圧によって石垣もろとも破壊され、のちに積み直されたという。

 2020年、光秀を主人公とするNHK大河ドラマの放映が決まった。光秀と丹波地域のかかわりを思うとき、織田信長の命を受けた“丹波攻め”が思い浮かぶ。光秀にとって、丹波攻めは辛酸をなめさせられた戦い。苦労話としてドラマで扱われる可能性はあるだろう。

 仮に丹波攻めが描かれるとなると、荻野(赤井)直正、波多野秀治はどのように取り上げられ、誰が演じるのか興味は尽きない。加えて、出自や謀反の理由など、謎の多い光秀の研究が進むきっかけになればと思う。(田畑知也)

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