「当意即妙」は難しい

2018.06.14
未―コラム記者ノート

インタビューを受ける側の難しさを実感することがあった。FM805たんばの「社長STORY」というラジオ番組に、弊社の社長が出演した際、“サポーター”として収録に参加した。

インタビュアーは、元NHKアナウンサーの村上信夫さん。1時間番組だが、台本は一切なし、編集もなし。村上さんの進行は、さすがのひと言。楽しんでおられるようにすら見えるほど、余裕が感じられた。突っ込んだ質問もあり、当意即妙という言葉がぴったりだった。

2人のやりとりが続くなか、時折、社長の人柄を引き出すような質問が飛んできた。しかし、後から思えば村上さんの絶妙のパスに、ずれた答えしかできない私。ふだん、会話のコミュニケーション能力が低いかも…と思ってはいたが、ラジオ出演を通じて客観的にそれが分かった。

今回の経験で、新聞社のインタビューにすらすらと答えて下さる方たちのすごさが分かった。また、質問される側は、なかなか思っていることをすぐにうまく言葉にできないことも心に留めておこうと思った。
(古西 純)

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