市島町与戸の里山 豪雨被災からコース復活

2018.06.05
丹波の豪雨災害特集

兵庫県丹波市市島町の与戸自治会(渕上利美会長)が2014年の丹波市豪雨災害で崩れた里山ハイキングコースの一部を復活。5月27日、NPO法人森の都研究所(同町戸坂)や地元、都市部の住民ら36人が、ハイキング、山菜採り、天ぷらなど、里山遊びを満喫した。

同コースは2010年、県の補助事業で3コースが整備された。同災害でコース沿いに土砂が流れ、壊滅状態になった。昨年12月から与戸自治会が展望デッキまでの約1キロの遊歩道にあった倒木や土砂を取り除いたり、土を補強するなどして1コースを完成させた。ハイキング2日前には同NPO、美和地区自治振興会(渕上敏彦会長)ら役員が枝払いや道の整備、ロープ張りなどを行い、本番に備えた。

損保保険ジャパン日本興亜の助成金をもとに日本NPOセンターが展開している「SAVE JAPANプロジェクト」事業の採択を受けて、大阪ボランティア協会、同NPO、同振興会、丹波グリーンパートナー、丹波市木の駅実行委員会、大阪自然史センターがハイキングを実施した。

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