野良着屋「白椿」店内で洋裁教室 仲島惠子さん(篠山市大山宮)

2018.06.17
たんばのひと

仲島惠子さん

同年代が楽しめる店に

篠山市大山宮で、カフェと野良着の店「白椿」を家族で営む。2010年に伊丹市から篠山へ移住。画家がアトリエとして建てた家が一目で気に入り、移住先に決めたという。6年ほど前から店内で始めた手縫いの洋裁教室が好評を呼び、毎月遠方から通ってくる生徒や、キット購入の形で岩手や沖縄から参加している人もいる。

雑誌に掲載されたことなどで広く知られるようになり、NHK番組「すてきにハンドメイド」の講師も務めた。2016年9月号に続き、今月号でも協力。今回はダブルガーゼのパジャマ作りを手ほどきした。

服飾専門学校で洋裁を学び、21歳で結婚。洋裁の仕事に就いたことも、子どもに服を作ったこともなかったが、篠山へ来て時間にゆとりがうまれ、自分や家族の服を作り始めた。店のユニフォームとして「もんぺ」を作ったところ、お客さんから「服作りを教えてほしい」とリクエストがあり、手縫い教室を開くことにした。

最初は小物づくりから始め、今では難しいワンピースにも挑戦する。「自分が着る普段着だから、少しいい加減に作っても大丈夫。その代わりどこか1カ所こだわった部分を作り、自信を持って着られる服にしている」という。

大切にしているのは“今の自分自身の感覚”。作る服のデザインや生地も、店に並べる商品も、基準は「自分がほしいもの」。「同年代の人たちが楽しく遊べる場所をつくりたい。篠山にもおしゃれな店がたくさんできたけれど、50―60代が楽しめる店は少ないと感じる。ないのであれば自分でつくり、これからも同年代向けの企画を充実させていきたい」。58歳。

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