篠山市市名変更問題 意思決定へ「まとめの会」 8月上旬に「是非」発表へ

2018.07.15
ニュース丹波篠山市市名変更問題特集

「まとめの市名検討会」の開催などについて発表する酒井市長ら=兵庫県篠山市北新町で

兵庫県篠山市の市名を「丹波篠山市」にする市名変更問題で、市は7月12日、今月中に3回程度「まとめの市名検討会(仮称)」と題した会合を開催し、市として最終的な意思決定に向けた議論を行うことを明らかにした。検討会を経て今月末までに意思を固め、8月の第1週をめどに市名変更するか否かを発表する。「市名を変更する」と決めた場合、最短で9月4日から始まる市議会定例会に市名変更の議案を上程することになりそうだ。

検討会は、酒井隆明市長、平野斉副市長、梶村徳全総務部長と、今年4月28日に行われた市名変更に関する意見交換会で中立の立場で登壇した人と司会の女性の計7人の市民で構成する。

経済効果の調査結果や、ふるさと一番会議や市名変更に関する説明会でのアンケート調査の結果などを提示しながら、今後の方向性や市民の合意が得られているかの判断、市名変更する場合の留意点などを話し合う。

初回は17日夜に開催。参加者が自由に発言するために、会議は報道機関のみに公開するが、会議録は早急に市のホームページなどに掲載する予定という。

酒井市長は、「市民への理解が進み、今は二分していないと思う。『議論は十分尽くした』という意見も聞いているが、念には念を入れる。検討会ではいろんな立場の人から意見を出してもらい、最終的なまとめにしたい」と話した。

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