丹波地域で初めて確認 殻半透明のコハクオナジマイマイ 「国内外来種」情報求む いきものふれあいの里

2018.08.11
ニュース丹波市地域

能口さんが持ち込んだコハクオナジマイマイ=青垣いきものふれあいの里で

青垣いきものふれあいの里で、丹波地域で初めて確認されたカタツムリ「コハクオナジマイマイ」(オナジマイマイ科)が展示されている。殻の径が1・5センチほど、殻は半透明で、緑がかった明るい黄色の内臓の色が透けて見えるのが特徴。

青垣の遠阪川能口さん捕獲

兵庫県篠山市出身の波部忠重さんらが1953年に九州産の新種として発表した日本の固有種。自然分布は、九州から中国地方西部だったが、人為的に運ばれ他地域で見つかる「国内外来種」として分布を広げている。92年に千葉県館山市で初めて見つかり、県内では98年に浜坂町で見つかった。県内では西宮市、小野市、豊岡市など14地点で見つかっている。

趣味で昆虫写真を撮っている能口奨さん(51)=青垣町中佐治=が、遠阪川で捕まえ持ち込んだ。

同施設(0795・88・0888)は、丹波地域での生息情報を募っている。

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