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「お重」に料理詰め地域に配達 開けてうれしい「たまて箱」

写真・お重を活用し、健康に配慮した料理「たまて箱」を提供するぽんぽ好のメンバー=2018年10月26日午後4時57分、兵庫県丹波市市島町上鴨阪で

 兵庫県丹波市市島町の女性5人でつくるグループ「ぽんぽ好」(今井頼子代表)が、ハレの日に活躍する「お重」を地域から譲り受け、手作り料理を詰めて希望者に夕飯として配達している。健康に配慮した彩り豊かなメニューをこしらえ、ふたを開けるのを楽しみにしてほしいという意味を込めて「たまて箱」と名付けている。今では使用頻度が少なくなった「お重」を活用する今井代表は、「昔は催しがあると『お重』だった。ハレの日のように心躍る食事を味わってもらいたい」と話している。

 今年3月から月1回のペースで始めた。今井代表が経営する「ひなたぼっこカフェ」敷地内にある厨房で料理をこしらえ、1食分500円で提供。料理を詰めた「お重」は風呂敷に包み、注文者に配達して翌日に回収している。

 同グループは、同町を中心に甚大な被害が発生した4年前の丹波市豪雨災害後に「食」で地域を元気づけようと立ち上がった。手作り弁当をこしらえてイベントに出店したり、高齢者団体らに届ける活動などをしているが、以前から「夕食」の提供も始めようと検討していた。

 新たに弁当箱を購入するのではなく、何度も使えて見た目も美しい「お重」に着目。おせち料理や催し物などの際に使われる「お重」だが、今井代表によると、最近は使用する家庭が少なくなっているという。メンバー所有のものに加え、地域に呼びかけると多くの「お重」が集まった。

 料理は、だしから取るのがこだわり。地元野菜をふんだんに使い、昔ながらの料理をイメージしているという。10月は51人から注文が入る人気ぶりで、野菜の天ぷらや押しずし、サラダなど5種類以上のメニューがずらりと「お重」に詰め込まれた。

 今井代表は「昔、おばあちゃんに作ってもらった料理をめざしている。顔を知った人が作ることで安心してもらえる。体に良いものを食べてもらうとともに、自分たちも料理を楽しんでいます」と話している。

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