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”笑い売って”日本一周中 車3回故障も「成長」 同級生漫才コンビ

写真・日本一周の途中に篠山市に立ち寄った小山さん(右)と小林さん=兵庫県篠山市南新町で

 兵庫県篠山市南新町出身の小山啓太さん(29)と愛知県碧南市出身の小林将さん(28)の漫才コンビ「おれたち同級生」が9月1日から、軽乗用車で日本全国を回り、文字通り”笑い”を売って旅をする「日本一周投げ銭ツアー」に挑戦している。活動拠点の東京を出発し、18都府県を巡って、10月には小山さんの地元の篠山市に凱旋。しばしの休養の後、再スタートを切った。

 ツアーは、行く先々で漫才をしながら投げ銭を募り、次の都道府県への移動費や食費などを稼いでいくことがルール。主に県庁所在地の繁華街に出向き、飲食店に飛び込み営業をかけたり、知人を頼ってイベントに参加したり。また、路上でのお笑いライブにも取り組んでいる。

 東京から千葉、埼玉、茨城、福島、宮城、岩手、青森と北上。途中で北海道胆振東部地震が発生したため、「邪魔になってはいけない」と判断し、北海道は延期した。その後、秋田、山形、新潟、栃木、長野、富山、石川、福井、京都を経て、小山さんの地元の兵庫にたどり着いた。

 出発早々から苦難の連続。道中、3回も車が故障したほか、飛び込み営業を断られ続けたり、路上で見向きもされないなど、「心が折れそうな時もあった」。

 逆に各地の地元の人々に励まされることも多々。車が立ち往生している時に助けてもらったり、日本一周をしていることを告げて食べ物をもらったことも。路上ライブでは、「やりたいことをできる時にやったほうがいい」と応援しながら、多額の投げ銭をくれる人もいたという。

 節約生活のため、基本的に食事は1日1回。大盛りのカップ麺が主食になっている。

 小山さんは、「いろんな大変なことがあったけれど、そのたびにどうやって対処したらいいか、どれが最善かを考える力が身についた」と笑顔。小林さんも、「もともとシャイな性格だけれど、路上ライブをしないと生きていけないので、自分の殻を割るしかない。おかげで度胸もついたし、人として成長できていると思います」と笑う。

 旅をする中で、いろんな人がいろんな夢を持っていることを知ったといい、2人は、「この年で夢にチャレンジしている自分たちだからこそ、応援してくださる人の夢を応援したい。それが今の自分たちの核になっている」とほほ笑んだ。

 2人は東京の芸能スクールで机を並べた同級生。一時期、俳優として活動した後、コンビを結成し、東京を拠点に活動している。

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