国道429号改修促進協議会長 足立信昭さん(丹波市青垣町杉谷)


トンネル化あと一歩

 兵庫県丹波市青垣町中佐治と福知山市を結ぶ交通難所、国道429号榎峠のトンネル化などを求め、両市の沿線住民でつくる改修促進協議会の会長を務めている。要請活動を続け15年。両府県が合同でル
ート決定に向けた調査を行っており、先月の県への要請の場で部長から「今年度にルート決定したい」と直接聞いた。事業着手まで「あと一歩」の思いを強くしている。

 1962年(昭和37)に、県道福知山山南線穴裏峠(青垣町東芦田)にトンネルが開通するまで、榎峠が青垣と福知山を結ぶ主要道路だった。中丹バスが福知山市―佐治間を運行。「親父と出かけたり、映画を観に行くのも福知山だった」。

 平成2年(1990)に府県道から国道に昇格。地元遠阪校区の自治会長の代表をしていた縁で「簡単に『やります』と引き受けてしまった」。

 県が公共事業の実施予定カ所を記す「社会基盤整備プログラム」に搭載され喜んだのもつかの間、丹波市合併前の改定で外された。落胆の余り「もうやってられない。運動をやめよう」と思った。青垣の他校区の役員に「今やめたら二度と運動できない」と励まされた。5年前の改定で「2019―23年度着手」と、再登載された。

 「県と府と両方にお願いしなければいけない難しさがある。早く、の一心だったが、県府のタイミングが合うのに時間がかかった。事業着手の順番が入れ替わらないよう祈っている」。

 「私も後期高齢者。自分で運転できるうちに、トンネルを通りたい。政治家の先生方、青垣のみなさんと『ガンバロー三唱』でなく、『バンザイ三唱』ができる日が来るのを心待ちにしている」。77歳。