50年前の本紙連載

2018.12.09
未―コラム記者ノート

 6日付のこども新聞12月号で、丹波地域の地質について特集した。きっかけは、これまでに戦国時代の武将3人を取り上げ、「丹波の歴史について最初からたどってみたい」と考えたことだ。「分かっている限り古いところから始めよう」と思ったら、2億5000万年以上前の「超丹波帯」の地層から始まる今回の紙面に落ち着いた。地質、地層についてはまだ書ききれなかったネタがあるので、いつかまた取り上げたい。

 取材の途中、地元の地層について教えてくださった篠山自然の会会長の樋口清一さんが「こんなのがあった」と見つけてくれたのが、地史・地形・化石について1967年から20回にわたり丹波新聞に連載して下さっていたコーナーの切り抜き。そこにはまさに私が知りたかったことが書かれていて驚いた。

 そして、2日号の丹波新聞を見て2度びっくり。この連載をきっかけに「丹波自然友の会」が発足し、9日に50周年の記念式が開かれるという。50年前の丹波新聞の連載が、市民グループの立ち上げにつながり、今まで続いているという事実に出会ってうれしくなった。(古西 純)

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