「おかえりお地蔵さん」 台風被害も無事鎮座 江戸期から地域見守る


 今夏の台風でお堂が壊れるなど被害があった、兵庫県丹波市春日町中山の「東中山地蔵菩薩」で12月16日、同地蔵の入魂式と地蔵堂再建落慶法要が営まれた。地域住民40人ほどが集い、静かに手を合わせて再建を喜んだ。

 今年8月23日の台風20号により、お堂が傾き、内部に安置してあった地蔵菩薩と石燈籠が転倒、燈篭の火袋などが破損した。

 地域住民でつくる「地蔵組」(田村雅典代表)による浄財で燈篭の修復、お堂の再建を行った。田村代表(56)によると、地蔵菩薩の台座には、鎮座が「寛政十一」(1799年)などと刻まれている。お堂にあった棟札によると、お堂は、昭和10年に再築したと記されている。

 法要では、読経や焼香などを行った。田村代表は「次の世代を担う子どもたちの成長、日々のご家族の幸せを愚直に祈る一番身近な存在として、この地蔵菩薩があり続けてほしい」とあいさつした。