韓国から飛来 田んぼで風船見つかる 新年祝う行事で飛ばす/兵庫・篠山市


写真・拾った直後の風船。ハングルで「とても良い変化 幸せな亀尾」と書かれている=2019年1月1日午後1時25分、兵庫県篠山市で

 兵庫県篠山市の男性(72)が1日、自宅そばの田んぼで、ハングル(朝鮮語)で書かれたメッセージカードが付いた風船を拾った。男性は「こんな小さな風船が朝鮮半島から日本海を渡り、はるばる飛んできたと考えるとすごいこと」と言い、「まったく字は読めないが、『あけましておめでとう』とでも書いてあるのかな。新年早々、珍しい出来事に遭遇できてうれしい」と話している。

 1日午前10時ごろ、男性が氏神参りに行こうと自宅を出たところ、目の前の田んぼの縁で、地上から約50センチの高さでふわふわと浮いている紫色やピンク色の風船を発見した。

 直径25センチほどの風船3つと破裂したもの2つがリボンテープで結わえられ、その根元にメッセージカードが2枚、ホチキスで取り付けられていた。

 ドイツの社会人類学研究所に所属し、現在、研究のため篠山市内に滞在している韓国人女性の李實羅さんによると、韓国・亀尾市で開かれた、市の発展と市民の安寧を祈願する新年の行事で飛ばされた風船という。

 李さんに翻訳してもらったところ、風船の表面には「とても良い変化 幸せな亀尾」とプリントされており、メッセージカードには、妻が夫に宛てたと思われる事業の繁盛祈願や、「2018年の一年を無事に終え、2019年はもっと幸せで睦まじい家庭になるように祈ります」などの言葉がつづられていた。