隣保長になりました

2019.01.27
未―コラム記者ノート

 1月から自治会の隣保長を仰せつかった。広報配布と自治会費を集める程度の仕事だが、大役に気が引き締まる。

 篠山市で暮らし始めて10年。取材や行事以外で自治会にかかわるのは初めてだ。

 恥ずかしながら初めて出席した総会。その後の懇親会は弁当をもらって帰ることもできたが、近所のおじさんから、「顔出していき」と誘いを受けた。おそらく最年少。見慣れぬ顔に視線が刺さる。

 と、おじさんが、「丹波新聞の記者なんや」といきなり暴露。どうなることかと思ったが、いろんな声をかけてもらった。「前から取ろうと思ってたんや」と購読申し込みまでいただいた。

 自治会には、多種多様、大変なことがあり、決して甘くないことは田舎出身者としてよくわかっている。ただ、少なくとも今の私は、より地域に受け入れてもらえたような気がしている。

 「自治会にかかわりたい」という思いを持つブラジル人一家を取材した。国籍は違えど、私も他地域からの新参者。「みんなと仲良くさせてほしいから」というシンプルな理由に、大きくうなずいた。(森田靖久)

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