【センバツ】昨夏も躍動の右腕・明石商業の中森君「どんな状況でも強気で」


自身2度目の甲子園に挑む中森俊介君=兵庫県明石市で

 第91回選抜高校野球大会(23日開幕、甲子園)に出場する地元の兵庫代表、明石商業のエース・中森俊介君(2年)。昨年の夏、1年生ながら夏の甲子園で躍動した右腕が再び聖地に挑む。「冬場にやってきたことを信じ、雰囲気を高めながら試合に臨みたい。限られた人しか立てないマウンド。感謝の気持ちを忘れず、どんな状況になっても強気で向かっていきたい」と気合を入れる。明石商業は5日目第1試合で国士舘(東京)と対戦する。

 兵庫県篠山市出身。182センチ、83キロの恵まれた体格から投げ込む140キロ超のストレートが持ち味の本格派右腕だ。

 昨秋の近畿大会は「『1』をつけている者としてふがいないピッチングで、悔いの残る大会だった」と振り返る。その悔しさを糧に、冬場は体づくりに重点を置いた。体幹を鍛え、肩甲骨回りや手首の柔軟性を高める運動にも意識して取り組んだ。

 課題はコントロール。打者を追い込んでから高めに浮いてしまい、痛打を浴びる場面があったため、低めへの投球を意識。体重移動する際のひざの動きに注意しながらフォーム固めにも取り組んだ。

 その甲斐あってか、紅白戦ながら直球の最速が1キロアップし、146キロに。ただ、「自分では納得のいくボールが投げられるようになってきているが、どこまで通用するかは分からず、焦りもある。大事な場面で成果が発揮できるかどうか」と、あくまで実戦での結果にこだわる。

 チームでは甲子園が確定して以降、さらにもう一段レベルアップしようと取り組んできた。「チーム目標の日本一に一つでも近づけるように目の前の試合を一つひとつ戦っていきたい」と話す。